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中田宏氏「危機管理は過剰でもOK」口蹄疫対応を批判(産経新聞)

【週刊・中田宏】

 誇り高き日本の回復を目指す政治家、中田宏氏(45)の活動を紹介する「週刊・中田宏」。「今週の政治を斬る」では、赤松広隆農水相に対する批判が高まる口蹄(こうてい)疫への対応について聞いた。中田氏は危機管理について、「空振りは許されるが、見逃しは許されないのが原則」と持論を語った。

 1週間の活動の中から3つを選んで紹介する「3大宏動(こうどう)」では、「トップの決断」について話した講演会などを取り上げた。

■今週の政治を斬る

【危機管理に見逃しは許されない】 

 宮崎県で発生した家畜伝染病の口蹄疫。これまでに10万頭以上の牛や豚が殺処分されたが、収束の兆しは見えず、地元畜産農家への打撃は計り知れない。

 感染は5月の連休前に確認されており、この間に中南米へ外遊に出かけていた赤松広隆農林水産相の対応の遅れが指摘されている。

 赤松農水相は、「初動が遅れたとか、やるべきことをやらなかったということは私はないと思っている」と対応の遅れを否定。これに対し自民党の石破茂政調会長が「結果責任なので、『責任がない』とは政府の人間が言うことではない。非常に見苦しい」と批判するなど、野党側からの非難は高まるばかりだ。

 中田氏は、「対応が遅かったか早かったか、評価するのは結果。結果として被害が小さければ『遅かった』とはいわれない。今回の場合、結果として遅かったという評価になる」と、「結果」を目の当たりにしながらも遅れを否定する赤松農水相を批判した。

 危機管理について中田氏は、「空振りは許されるが見逃しは許されないのが原則」と指摘する。

 中田氏は横浜市長時代の平成15年、アジアでSARS(新型肺炎)が流行していたことから、市内で開催予定だったサッカー東アジア選手権を延期した。

 「結果、日本では流行しなかったため『過剰だった』という声もあったが、開催して流行していたら取り返しがつかない」と振り返る。

 3月、気象庁が発令した津波警報が「過大だった」と謝罪した際に中田氏は、「被害を受けなかったところは、これを幸運に思わなければならない。大げさな警戒を肯定するわけではないが、危機管理とはこういうものだ」と語っていた。

 一方で、専門部隊である農水省の官僚の対応にも疑問を呈す。

 中田氏は、「赤松大臣を擁護するわけではないが」と前置きしたうえで、「大臣に危機水準や対策の必要性を進言する組織としての敏感さが問われる。すべてを統括する大臣に細かい専門知識はなく、担当セクションが機敏に対応、報告できなければいけない。役人の真骨頂の場面なのに、今回はこれが機能していなかった」と指摘した。

 だが最後に中田氏はこう揶揄(やゆ)した。

 「民主党政権の掲げる『政治主導』で官僚が鈍感になってしまったのだろうか」

【ひげ不快度の判定は】

 「男性職員のひげ禁止」。群馬県伊勢崎市で、職員に対してこんな珍しい通達が出された。市は理由について「不快に思う市民もいるため」としている。罰則はないが、総務省も「自治体がひげに関する規定を設けた例は聞いたことがない」と驚きを隠さない。

 中田氏は、「横浜市でもひげを伸ばしている職員が気になったことはあるが、私が不快と思っても市民にはそう思わない人もいるだろうと…」と、「不快」の判断基準の難しさにうなる。

 市がルールとして明文化したことに対しては、「子供が学ぶ学校ではないのだから、『そりなさい』とルールにしたら息苦しいのでは」と首をかしげる。

 「かっこいいひげもあれば、無精ひげもある。何が他人を不快にさせるかさせないかの明文化は不可能。お客さま相手のサービス業なのだという意識で、日ごろから身だしなみをチェックし合うことしかないのでは」と語った。

 余談だが、ひげをそる行為を中田氏は「男に生まれてきて、人生で一番ムダな時間に思える」と告白する。ちなみに中田氏の1日のひげそり時間は4分とか。15歳から60歳まで毎日繰り返した場合、合計約47日間、寝ずに連続でそり続ける計算になる。「これだけ時間があったら、どれだけのことができるか」と力が入った。

■今週の3大宏動(こうどう)

【市民協働システムの構築】

 5月16日(日) 茨城県つくば市に招かれ、「地方分権~成功の鍵は行政への市民参加」と題して講演した。同市は、行政や市民が一緒になって地域の課題に取り組むための「自治基本条例」の制定に向けて取り組んでいる。中田氏は講演で、「市民1人1人には行動する善意があるが、実際に行動できる人は限られている。市民が協働できるようなシステムを行政が作ることが重要」と述べた。

【バイオ分野の重要性】

 5月17日(月) 慶応大先端生命科学研究所(山形県鶴岡市)を視察。同研究所ではバイオテクノロジーなどの研究を行っている。中田氏はこの日、昆虫のクモの糸を繊維にする技術や、藻から軽油を作る技術などを見学した。中田氏は、「バイオテクノロジーは、これからの日本が国際社会の中で“飯の種”とする産業だ」と、同分野の重要性を力説した。

【トップの決断とは】

 5月20日(木) 埼玉県の上尾商工会議所で、「よい国つくろう!日本」と題して講演した。取り上げた話題の1つは、「トップの決断」について。中田氏は、決断する際に客観的データや論拠はもちろん必要だとしたうえで、「それでも迷う場合、最後は自然の摂理を想定して判断する」と自身の決断方法を紹介した。

 民主党政権が編成した、収入(税収)よりも借金(国債発行)が多い今年度予算を例に、「論拠的には『まだ大丈夫』と強弁する人もいるが、こんな明らかに“不自然な予算”では長続きしないと考えるべきだ」と主張。民主党政権の決断方法に苦言を呈した。

《中田宏プロフィル》
 昭和39年9月20日生まれ。横浜市青葉区出身。青山学院大学経済学部卒業後、松下政経塾に入塾し、ごみ問題の研究に没頭した。平成5年の衆院選で初当選。14年、37歳の若さで自公民オール与党の支持を得た現職を破り横浜市長選に初当選。18年に再選。ごみの排出量40%削減、職員定数20%削減、入札制度の電子入札・一般競争入札制度化、違法売春街の浄化などタブーなき改革を断行した。21年6月、大阪府の橋下徹知事らと首長連合を組織。同8月に市長を辞任。同10月に新しい政治団体「よい国つくろう!『日本志民(しみん)会議』」を立ち上げた。22年4月18日、新党「日本創新党」を設立。代表幹事に就任した。

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<沖縄の日>怒りの3800人 本土復帰38年の集いで(毎日新聞)

 沖縄の本土復帰38年を迎えた15日、米軍普天間飛行場がある沖縄県宜野湾市で「平和とくらしを守る県民大会」があり、県内外から約3800人(主催者発表)が参加した。政権交代で普天間の県外移設への期待が高まった沖縄だが、鳩山由紀夫首相は県内移設への方針転換を言明。大会会場では、38年たっても変わらない基地負担と、政権の裏切りへの怒りが「沖縄差別」との言葉で次々に飛び出し、悲憤が渦巻いた。

 大会あいさつに立った社民党の照屋寛徳国対委員長(衆院沖縄2区選出)は県外からの参加者に対し「みなさんには沖縄を差別する側に立たないでほしい。沖縄の基地問題を解決するため一緒に闘ってほしい」と呼びかけた。

 宜野湾市の伊波洋一市長は「復帰後もますます基地が強化され、日本政府は県民の苦しみに無関心で、これ以上許すことはできない。普天間を閉鎖させ、新たな基地はつくらせない」と叫んだ。

 最後に「県内でのたらい回しを断念し、普天間閉鎖の対米交渉を開始せよ」とする宣言文を採択した。【井本義親】

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将棋 封じ手は「4四銀」 名人戦第3局(毎日新聞)

 羽生善治名人(39)に三浦弘行八段(36)が挑む第68期名人戦七番勝負(毎日新聞社、朝日新聞社主催、大和証券グループ協賛)の第3局は7日、千葉県野田市の同市民会館(旧茂木佐邸)で2日目の戦いが始まった。

 2連勝とリードする羽生が三浦を一気に追い詰めるか。三浦が対羽生戦の連敗を12で止め、押し返すか。三浦にとっては早くも正念場といえる一局だ。

 三浦、羽生の順に対局室へ入り、両雄が再び向かい合う。立会の石田和雄九段が羽生の封じ手を「4四銀です」と読み上げた。

 同じ横歩取りでも、第1、2局よりは穏やかな展開となった本局。このままじっくりした将棋になると、三浦の1歩得が生きてくる可能性がある。羽生の4四銀は先手の飛車の動きをけん制しながら、攻めをうかがった一手だ。

 三浦はじっくり考えて、3六飛と歩を守った。羽生は5筋の位を取る。三浦は6八銀と自陣を引き締めた。【山村英樹】

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